自治会長の資格とは

個人的には、特にここ数年は、
楽しいことを模索するよりは、
日々平穏無事が至上の幸せと考えます。

それがある日突然、破壊されました(苦笑)

5月7日(木)の早朝6時45分に、
自分が住む地域の自治会長が回覧板を持って
怒鳴りこんできました。

「余計なことをするなーー!!
お前はちゃんと仕事しろーーッ!!」


自分は自治会の役員で広報を担当しており、
回覧を組長宅(22軒)に投函しています。
おそらくそこそこ大規模です。

自治会長がお怒りの原因とは、
数日前の回覧物に、自分がコロナウイルスに関する
注意書きを挿入したからです。

常にマスクを装着し、三密を避けて
慎重に生活することに慣れてきた方々は
「は??」
と思われるかもしれませんが、世間には実際に、

「しょせん風邪のようなものだ」
「自粛は政府の陰謀だ」

と本気で思い込んでいる方々がいます。

自治会長もそのひとりで、

「会議、ハイキングやカラオケ、体操、
室内のイベントも計画通り施行」

と、イベント案内の回覧と掲示の指示を
してきました。

そこで自分は、地域の方々が情報に流される
ことがないように(基本は自衛ですが)、
との願いをこめて、県が発表した注意事項を、
公式サイトからコピペして印刷し、回覧物に
こっそり混入しました。

後日注意されるのは想定内で、
それでも病気になるよりはずっとマシです。

しかしこの時代に、まさか早朝に、
礼儀や常識などスッ飛ばして
大声で怒鳴りこんでくるとは。


自分の知人や親戚とは根本的に異なる、
気味の悪い感じが残りました。

その後は自治会長とは、会議という場で
正当に議論していますが
上の人、と気を遣ったり立てることはしません。
信用を失うのは一瞬ですが、取り戻すには
時間がかかります。

ちなみにその前週には、自治会の会議で、
「コロナ対策で会議やイベントは自粛が妥当」
とほぼ全員から発言がありました。
後日、人づてに、自治会長は反対意見のせいで
「1週間眠れなかった」
と愚痴っていたと聞きました。
本当の敵はコロナなのかご近所なのか。

誰でも無意識に誰かの大きな恨みを買うことが
たまにあり、さらに長期間、
恨み続ける人が実際にいます。
憎しみや恨みをエネルギーとする人々です。

その感情的ツケが自分のところに
回ってきたことがわかって、
情けなくて笑ってしまいました。

人に怒りをいきなりぶつけたら、
怒りや恨みしか返ってきません。

「怒りは敵と思え」
とは徳川家康の名言です。
英語のことわざにもあります。

He overcomes a stout enemy
who overcomes his own anger.
怒りに打ち克つ者は強敵にも打ち勝つ。
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自分の感情を制御できない人々が、
人生経験を後輩に繋いでいく年代の人々の中に
存在するのは単に「恥」です。

テレビや新聞、コメンテーターごときの発言に
受け身でいると、薄っぺらい人になります。
そのまま年金を受領する年齢になったら
どうなるか。

決して群れず、リタイヤの年齢になっても
働き続ける人々がどれだけ尊く、
崇高であるかがよくわかったできごとでした。

そもそも自治会とは、個々の考えを押し付けたり
あれをしろ!これをするな!と強要する
団体であってはなりません。

そして根本的に営利団体とは異なる
(報酬が発生しない)ので、
誰かに気を遣ったり、盲目的に従う必要は
まったくありません。
ゴミ捨て場のルールなど最低限のことを
守れば、日々快適な生活であるはずです。

普通に税金を払ってそこに生活しているなら、
決して安くない自治会費を収めているなら、
臆することなく意見して、
平穏な生活を自分で守っていただきたいです。

そして災害が身近に起こる昨今では、
思いやり、理性、教養を大切にして、
自律できる人々で地域を守る必要があります。
そのトップに立つ人をしっかり選び、
無関心だけは避けるべきです。


自治会を辞めるのは簡単ですが、
ここがおかしい、自分ならこうする、と
意見したり改善してからでも遅くないでしょう。

ただし自分の生活が第一ですから、
お仕事やご家庭に影響を与えたり
平穏な生活を遮られたり、
閑人に振り回される感が大きければ、
解散して組織し直すのも方法のひとつです。